Derek Piotr「Tempatempat」

d0284828_1774748.jpg


ヴォーカルかヴォイスか。インディダンスかクラブか。エクスペリメンタルかPOPか。
様々な音楽表現の狭間から顔を出した新種のエクスペリメンタルPOPS、Derek Piotr。
彼は作曲を主に置いているのか、音/声を主題にしているのかまだちょっと良くわからない。
だけど、かなり実験的な表現をやっているアルバムで、しかもなぜか普通にPOPに聴こえる。

POPは言い過ぎかな。
とはいえ、数年前までBjorkがメジャーの世界で声と電子音によるアトモスフィアな
サイケデリア(精神世界)をアングラなメンバーと共に堂々とやってきたのだから、
声と電子音によるこの手の音楽にも、一般的な耳は慣れてきているはずである。

2014年という現在の音楽流通の中では、どれだけ洗練された電子音/クリック音が
ギシギシと鳴らされていても、そこに新しさは感じさせられない。
じゃあ彼は最早古い表現をやっているのだろうか?
そうではないと思う。最早そういった音のタッチが、既に様々な楽器と同等の
音色として選ばれる時代の、声と音によるアンチ・アコースティックPOPなのだから、
この若い世代からこういった音が普通にリリースされることは、健全でいて前向きな事。

もっともっと新しい実験へと挑戦を、ぜひ期待したい。
[PR]
by takuyan527 | 2014-09-06 17:20 | MUSIC

日々感じること。音。物。人。色々。